暴力行為の加害者
概要
2022年2月
テロリスト、暴力的な過激派、または集団的暴力行為の加害者によって管理されているアカウントや、そうした加害者を賛美しているアカウント、加害者の声明の共有や、関連するコンテンツを公開する第三者のリンクの投稿のみを目的としたアカウントは、削除の対象となります。また、加害者が作成した声明や、その他のコンテンツを拡散するツイートも削除することがあります。
Xでは、不健全なコンテンツにより不快な思いをすることなく、信頼できる情報を見つけ、自由かつ安全に自己表現できる場を提供したいと考えています。テロリスト、暴力的な過激派、集団による暴力行為の直後には、多くの人が犠牲者への同情を表明し、攻撃や加害者を非難し、これらの事件が人々やコミュニティにどのような影響を与えるかを議論したいと考えていることを承知しています。また、攻撃の明らかな加害者やその共犯者が作成した声明またはその他の類似のコンテンツを共有し、加害者の動機と思われるものへの怒りや非難を表明したいと考える人もいるでしょう。
これらの加害者が関与している暴力および声明などで彼らが述べている憎悪や差別を常態化させるような論理は、標的とされている人々の身体的安全や健康をさらに脅かし、将来の攻撃を引き起こす可能性もあります。また、これらの情報を目にすることで、見る人にも害が及ぶ可能性があります。
Xは、加害者が発信するコンテンツの中でヘイト表現を伴う差別的な見解を助長することは社会にとって有害であり、加害者がそのようなメッセージを公表することを防ぐために、その流布を制限すべきであると考えています。そのため、加害者が作成した声明やその他の類似情報が含まれているツイートは、たとえ文脈上は攻撃の意図がないものであっても削除することがあります。ただし、以下に該当しないニュース性のあるコンテンツは許容されることがあります。
- 武装したり標的を選んだりする方法を指南しているもの
- ヘイト表現を伴うスローガン、ヘイトの象徴やミーム、ヘイトに基づく陰謀論を共有しているもの
- 加害者のイデオロギー、戦術の選択肢、攻撃計画の概要を説明しているもの
声明とは
声明とは、加害者が暴力行為に関与する動機、見解、または意図を説明した意思表示であると定義します。声明とは、書面、ソーシャルメディアへの投稿、録音、動画、外部リンク、手紙、またはその他の形式のコンテンツです。声明は、暴力行為の直後、または暴力行為が起きる前に公開されることがあります。声明は、イベントに関連付けて、警告や意図を表明する場合があります。
テロリスト、暴力的な過激派、集団による暴力行為の個々の加害者とは
暴力的な組織またはそのメンバーが加担したと主張する暴力行為は、Xの暴力行為とヘイト行為の主体に関するポリシーの適用対象となります。Xは対象者がテロリスト組織や、その他の暴力行為およびヘイト行為の主体のメンバーであることや、グループ、組織に正式に所属していること、または何らかのイデオロギーを標榜していることを確認せずとも、Xポリシーに基づき、コンテンツへの対応を実施します。
このポリシーへの違反に該当するのは、どのようなコンテンツですか?
このポリシーでは、テロリスト、暴力的な過激派、集団暴力行為の加担者であることが明らかな個々の加害者に属するアカウントや、加害者または暴力行為に関連する有害な暴力的コンテンツを共有することのみを目的としたアカウントは永久凍結します。
さらに、以下のいずれかに該当するツイートも禁止されています。
加害者が作成した声明とその他のコンテンツ
個々の加害者やその共犯者が作成した声明とその他のコンテンツを削除する場合があります。ツイート、スペース、画像、動画(ライブ放送を含む)を通じて公開された内容が違反の対象となります。このポリシーに基づき措置を取ることがあるコンテンツの例を以下に示しますが、これらに限定されません。
- 声明全文自体またはそのリンクの共有(共有された文脈は問いません)
- 声明の再現文(編集または断片)または原文の抜粋を含むツイート(ニュース性が認められる文脈で共有されたものは除きます)
- いかなる文脈においても、以下に該当するコンテンツを共有することは例外なく禁止されています。
- 武装したり標的を選んだりする方法を指南する抜粋。
- ヘイト表現を伴うスローガン、ヘイトの象徴やミーム、「Great Replacement Theory(グレート・リプレースメント論)」など、ヘイトに基づく陰謀論を共有する抜粋。
- 加害者のイデオロギー、戦術の選択肢、攻撃計画の概要を説明する抜粋。
- いかなる文脈においても、以下に該当するコンテンツを共有することは例外なく禁止されています。
- 状況を問わず、加害者が作成した、攻撃に関連するメディアを共有すること。これには以下の内容が該当しますが、これらに限定されません。
- 攻撃の加害者によって撮影されたメディア
- 加害者によって共有または作成されたミーム、ステッカー、落書き
- 攻撃に使用された武器のメディア
- 加害者が作成したその他のコンテンツのうち、暴力行為には関連しないものの、暴力の助長や支援に特化しているもの
- 攻撃の傍観者が作成した、攻撃に関するコンテンツ(暴行または死の瞬間や、死体が映るコンテンツ、被害者を特定できるコンテンツ、または加害者が攻撃を行う様子を描写するコンテンツなど)
マルチメディアコンテンツ、URL、ハッシュタグ
Xでは、一部のメディアで、センシティブなメディアの前に警告を配置する場合があります。画像や動画の手前に警告メッセージが表示され、ユーザーが同意しない限りメディアは表示されません。これによりセンシティブなメディアを閲覧したくない利用者は、それらの表示を避けることや、そうした情報をもとに表示するかどうか判断することができます。警告を配置できるメディアの種類には、以下のものがありますが、これらに限定されません。
- 攻撃者を描写しているメディア
- ニュース報道の一部として共有される攻撃者による声明の抜粋
声明だと考えられるドキュメントに直接リンクしているURLにはラベルを付けて、Xで共有されないようにすることがあります。
Xは、加害者の識別情報の可視性を下げるために、トレンドの加害者を特定するハッシュタグや、声明を表示させるために独自に使用されるすべてのハッシュタグを拒否リストに登録することがあります。
このポリシーの違反にならないケースとは?
- 以下に該当するアカウントはこのポリシーの違反にはなりません。
- 暴力行為の現場付近に偶然居合わせたり、暴力行為を止めようとしたりした傍観者のアカウント(加害者を銃撃した人物など)
- 陪審員の無罪評決によって有罪判決が覆った加害者のアカウント
- 以下のいずれかを描写しているコンテンツを共有するアカウント
- 法執行機関や軍人により、公務の一環として実施され、結果的に死傷者が発生した武力行使
- 軍人や法執行機関に対する暴力
- 人権侵害
- 武力紛争に伴う暴力行為
- 自衛手段として用いられた暴力
- 攻撃の意図が疑わしいと思われる暴力行為
- 破壊行為や攻撃の結果、重要なインフラストラクチャが損害を被った事例
- ニュース性の文脈で、または特定の集団に対するヘイト行為や暴力行為の増加への認知を広めるため、声明中の数文を共有すること。たとえば「銃撃犯はXグループを根絶したいと述べている」という文言は、このポリシーの違反には該当しません。
このポリシーへの違反があった場合、誰が報告できますか?
このポリシーに抵触する可能性のある投稿については、誰でも報告できます(Xアカウントの保有者である必要はありません)。
このポリシーに違反した場合はどうなりますか?
暴力的な出来事に関するポリシーの違反に対する処分は、その違反の重大さの程度によって異なります。テロリスト、暴力的な過激派、集団による暴力行為の加害者によって管理されているアカウントは永久に凍結されます。また、上述のように、加害者やその共犯者が作成した声明とその他のコンテンツを削除する場合があります。
さらに、暴力的な発言またはXルールのその他の規定に関するポリシーに違反しているコンテンツも削除します。