チャイルドセーフティ

2024年5月

Xでは、児童のいかなる形態の性的搾取も一切容認しておらず、児童への暴力の正常化を防ぐため、身体的な児童虐待を描写する特定のメディアは削除の対象となります。

Xのチャイルドセーフティポリシーは、性的および身体的虐待や、そうしたコンテンツを共有することによる心理的危害から未成年者を保護することを目的としています。チャイルドセーフティコンテンツとは、この原則を踏まえて以下に定義される、児童の性的搾取、身体的な児童虐待のメディア、未成年者が暴行に関与しているメディアを含むあらゆるコンテンツをいいます。 

Xでは利用者の皆様に、児童や未成年者の搾取への注意を呼びかけるなど、Xにアクセスして、ストーリーの共有、注意の喚起、意見の表明を行うことを推奨しています。ただし、児童が性的虐待や、ある種の身体的虐待を受けているメディアを投稿することは、たとえ注意の喚起や正義の実現、怒りの表明を意図して共有されたり、ユーモアの文脈で共有されたりする場合であっても、児童の二次被害につながったり、児童に対する性的または身体的暴力の正常化を招いたりする可能性があります。こうしたコンテンツがXで共有されている場合、善意に基づいて共有されたものであっても削除の対象となることがあります。Xでは、コンテンツが共有されている文脈にかかわらず、未成年者の身体的および心理的危害からの保護を最優先に取り組んでいます。 

Xでは、いかなるポリシーにおいても、「児童」と「未成年者」という言葉は同義語として使用されており、いずれも「18歳未満の人物」と定義されます。 

児童の性的搾取

Xでは、児童の性的搾取に該当するコンテンツやこれを助長する行為を一切禁止しています。これには、そうした行為を実際に描写したメディア、テキスト、イラスト、コンピューターによって生成されたメディア(生成AIによるメディアなど)が含まれます。その意図にかかわらず、児童の性的搾取に関するあらゆる種類のコンテンツを視聴または共有したり、そうしたコンテンツへのリンクを提供したり、エンゲージメントを行ったりすることは、そこで描写されている児童の二次被害につながり、危害を被る極めて重大なリスクに児童をさらすことになります。児童の性的搾取を助長または賛美することで児童を危険にさらしうるコンテンツも同様です。

禁止行為 

Xでは、児童の性的搾取を描写または助長するいかなるコンテンツも固く禁止されています。これには、以下に該当するコンテンツの直接的または間接的な共有、要請、リンクの提供、またはそうしたコンテンツへのエンゲージメント(いいね、リポスト、または配信元アカウントのフォローなど)、願望の表明、言及が含まれますが、これらに限定されません。

  • 児童による性的に露骨な行為や、それを暗示する行為の描写。顔や身体の一部にぼかしを入れるなど、編集が施されたメディアもこれに該当する場合があります。
  • 有名または無名な未成年者についての/ターゲットとした性的特徴を扱う解説。

  • 児童の性的搾取により作成された、あらゆる種類のコンテンツをホストしている第三者のウェブサイトへのリンク。

  • 児童の性的搾取についての想像を表現したり、児童の性的搾取を助長したりすること。

 

さらにXでは、以下の行為も禁止されています。

  • 児童の性的搾取の被害者とされる人物について、その名前や画像を公表すること。

  • 未成年者に対する性的関心を、個性や性的嗜好として助長または正常化すること。

  • 児童に性的に露骨なメディアを送ることや、児童に性的に露骨な会話をしたり、そうした会話に誘ったりすること。

  • 脅迫やその他のインセンティブによって、児童から性的に露骨なメディアを入手したり、性的行為をさせたりしようとすること。

  • 児童との商業的な性行為、または性的な目的での児童の隠匿や誘引について、興味関心を募ったり、宣伝したり、表現したりすること。

  • 特に恐喝や買収といった手段に関与するなどして、未成年者の性的な自撮りメディアなど、未成年者の性的なメディアを共有するよう脅迫または依頼すること。

 

許可されている行為 

児童の性的虐待に関連するコンテンツについては、未成年者に直接的な危害が及ぶリスクが低い場合に限り、まれに制限の例外が適用されることがあります。  

  • 児童の性的虐待に関連する議論(いかなる点においても児童の性的搾取を助長または賛美しない場合や、被害が及ぶ可能性のある人物の特定につながらない場合)。

  • 被害者により共有された体験談(露骨な詳細情報やメディアが含まれない場合)。

  • 未成年者への関心に悩んでいる可能性のある個人による、援助要請行動についての会話。

  • 未成年者が関与した違法または有害な行為を擁護する意見(児童の性的搾取に該当するいかなるコンテンツも共有したり、関連付けたりしない形で提示される場合)。

 

児童の性的搾取に関するポリシーの違反:

  • ほとんどの場合、アカウントは即座に永久凍結されます。 
  • さらにXは、児童の性的搾取を描写または助長するコンテンツ(そうしたコンテンツにアクセスできる第三者ウェブサイトのリンクを含む)を発見した場合、当該コンテンツを共有しているアカウントを全米行方不明/被搾取児童センター(NCMEC)に通報します。

  • Xは特定の違反に対しては、こうした措置は取らずにポストの削除を求める場合があります。具体的には、違反コンテンツを削除するよう依頼することがあります。続けて違反した場合、アカウントが凍結される場合があります。

身体的な児童虐待のメディア

Xでは、児童に対する暴力の二次被害や正常化を防止するため、身体的な児童虐待を描写するメディアは、たとえ注意の喚起や憤りの表明を目的に共有された場合であっても、ほとんどの場合において削除の対象となります。

Xは最善策の検討にあたり、次の事項を考慮します。

  • 児童が裸体であるか、または部分的もしくは完全に着衣の状態かどうか。

  • 児童が被る危害の深刻度。

  • 当該メディアが共有された文脈が攻撃的か攻撃的でないか、または報道価値があるかどうか。

禁止行為 

Xでは上記の条件を考慮し、以下に該当するメディアは高い確率で削除対象となります。

  • 児童が裸体で、形態を問わず虐待を受けている場合。

  • 虐待の文脈で共有されている場合。

  • 児童が中~高程度の虐待を受けている場合。

 

リーチの制限

下記に該当する場合など、特定の状況においては、身体的な児童虐待を描写しているメディアについては、限定的に例外とする場合もあります。

  • 児童を特定して虐待状況から救出したり、加害者を特定したりするためにメディアが共有されている場合。

  • メディアが報道機関によって共有されている場合。

Xがプラットフォーム上でこうしたメディアの共有を容認する場合、当該メディアの手前に [刺激の強いコンテンツ] の警告の表示を義務付けます。

 

身体的な児童虐待のメディアに関するポリシーへの違反には、以下の措置が取られる場合があります。

以下の手段により当該コンテンツがXで表示される機会を抑制します。

  • 内容の警告を適用します。
  • ポストの削除を要請します。たとえば、Xは違反者に対して、違反しているコンテンツの削除を要請し、再びポストできるようになるまで、一定期間読み取り専用モードで利用するよう求める場合があります。続けて違反した場合、アカウントが凍結される場合があります。

上記の禁止行為に関与することのみを目的としていると思われるアカウントは凍結されます。

 

未成年者が暴行に関与しているメディア

Xでは、当該人物の立場(被害者か加害者か)にかかわらず、暴行に関与している未成年者の安全を保護しながら、こうした問題に関する注意喚起の必要性とのバランスを取ることを目指しています。Xは最善策の検討にあたり、次の事項を考慮する場合があります。

  • 当該コンテンツが共有されている文脈が攻撃的かどうか。

  • 未成年者またはその正式な代理人からXに報告が行われたかどうか。

  • 当該コンテンツが過度に刺激が強いかどうか。

リーチの制限

メディアが報道機関によって共有されている場合など、特定の状況において、身体的な児童虐待を描写しているメディアに対して限定的な例外措置が認められることがあります。ただし、Xがプラットフォーム上でこうしたメディアの共有を容認する場合、当該メディアの手前に内容の警告を表示することを義務付けます。

 

未成年者が暴行に関与しているメディアに関するポリシーへの違反:

  • Xでは、未成年者またはその正式な代理人から報告があった場合には、ポストの削除を求める場合があります。たとえば、Xは違反者に対して、違反しているコンテンツの削除を要請し、再びポストできるようになるまで、一定期間読み取り専用モードで利用するよう求める場合があります。続けて違反した場合、アカウントが凍結される場合があります。 

  • 被害者に対する攻撃的なコンテンツを共有すると、攻撃的な行為ポリシーが適用される場合があります。

  • 刺激の強いコンテンツや、グロテスクなメディアを含むコンテンツを共有すると、Xのセンシティブなメディアに関するポリシーが適用される場合があります。

報告方法

このポリシーに抵触するコンテンツについては、アプリ内の専用の報告手続きを踏むか、ヘルプセンターにアクセスすればどなたでも報告できます。違反の可能性があるコンテンツの報告にXアカウントは必要ありません。 

児童が危害または死に至る喫緊のリスクにさらされていると思われる場合、お近くの執行機関/捜査機関に通報してください。児童の性的搾取に関するポリシーへの違反の可能性のある事例の報告後、さらにCyberTipline ポータルを通じて、または1-800-843-5678宛に電話で全米行方不明・被搾取児童センター(「NCMEC」)に通知することもできます。 

注記: 児童の性的搾取に関するXのポリシーに違反しているコンテンツへのエンゲージメントは違法行為とみなされる場合があります。そうしたコンテンツは速やかに報告し、当該コンテンツのいいね、返信、引用ポスト、スクリーンショットの撮影、配信元アカウントのフォローなど、当該コンテンツへのエンゲージメントは絶対に行わないでください。利用者からの報告において、違反の可能性のあるコンテンツについて、Xが証拠の提示を求めることはありません。

 

異議申し立て

Xの決定が誤っていると思われる場合、異議申し立てを行うことができます。

 

Xでは、オンラインにおける児童の性的搾取の撲滅を使命として共有する、信頼のおける組織に継続的に意見を仰ぎ、また情報提供を受けています。Xのパートナーシップに関する詳細については、Xにおける児童の性的搾取撲滅の取り組みに関する最新情報をご覧ください。